会長挨拶

この度、第48回日本臨床神経生理学会学術大会を2018年11月8日(木)から10日(土)の3日間、東京有明の東京ファッションタウンビル(TFTビル)におきまして、開催させていただく運びとなりました。併せて第55回日本臨床神経生理学会技術講習会を11月10日(土)に開催させていただく予定です。このような伝統ある学会のお世話をさせていただきますことを誠に光栄に存じます。

学術大会のテーマは「脳波と筋電図の覚醒」としました。会場が広義のお台場という近未来のlocationなのでそれにふさわしいタイトルを意識してみました。今日臨床神経生理学のカバーする分野は脳波と筋電図には限りませんが、日本脳波・筋電図学会として発足した当会の扱う分野において、古典的な脳波と筋電図・神経伝導検査は、今日に至っても臨床応用の中心となっています。脳波・筋電図を代表とする臨床神経生理検査は、神経機能を見ることができるという、画像など他の検査にない特徴を有しています。それが神経疾患の診断において十全に活用されているかと言うと、特に日本では現状必ずしも十分とは言えません。術中モニタリング、治療への応用など新たな発展も含めて、臨床神経生理という手法が今こそ「覚醒」して、医学・医療に広く貢献するよう願いを込めて、本学術大会の狙いとしたいと思います。

臨床神経生理検査においては、検査・判読などの専門技能が、正しい結果を導き出し、正しい解釈を行って、臨床に貢献できるかのキーとなるという特徴を有しています。このためにも正しい技能を普及させる教育が最も大きな目標となります。このため昨年に引続き基礎的知識を中心とした教育のイベントを多く設ける予定です。「脳波は、筋電図は、ちょっと難しそう…」という、これから検査に携わってみようと思う若い医師・検査技師を始めとするメディカルスタッフの方々にもきっと役に立つ勉強の機会になると信じています。また新たな試みとして、アジアを中心とした海外の方々にも限定的ながら門戸を開き、当学会の国際化の第一歩も無理のない形で踏み出したいと考えています。一般演題が学術大会を支える柱です。ちょっとこの症例の検査の解釈はどうなんだろうと尋ねるような1例報告も大歓迎です。

羽田からの空港モノレールから乗り換えて2駅で最寄り駅とアクセスは良好です。お台場近接で洒落たレストランはよりどりみどり、ちょっと足を伸ばすと新橋や月島の下町・都心も至近です。アフター5も是非お楽しみ下さい。
多数の皆様のご参加を心よりお願い申し上げます。

第48回日本臨床神経生理学会学術大会・第55回日本臨床神経生理学会技術講習会

会 長 園生雅弘(帝京大学医学部神経内科)